
歩いていると足の裏が痛くなってツラくなる足底筋膜炎。
シンセロ治療院に来られる方でもいらっしゃいます。
この足底筋膜炎、けっこう難治性で長年悩まれている方も多いです。
今回は足底筋膜炎になってしまった時に悪化させてしまうやってはいけないことと、改善するために必要なことをお伝えしていきます。
足底筋膜炎とは?
足底筋膜炎とは足の裏にある足底腱膜というところが何らかの過剰な刺激が繰り返されることで炎症が生じ、かかとの前方から中央にかけて痛みが生じます。
特徴的な傾向として起床時や歩き出しに足の裏が痛んだり、しばらく歩いていると痛みが治まってくるなどが挙げられます。
長期間患っていると、かかとの骨に刺ができる踵骨棘に移行する場合があります。
足底筋膜炎の原因
足の裏には縦のアーチと横のアーチがあり、この縦のアーチ(土踏まず)が崩れて、足底腱膜が過度の緊張をしてしまい、炎症が生じて痛みが出てきます。
足のアーチが崩れてしまう原因は、
・合わない靴を履いている
・ヒールなどかかとが上がった靴を履いている
・つま先立ちが多い
・座っている時に足裏が地面にしっかりと付いておらず、つま先立ちや捻って足を地面につけている
・ジャンプ動作が多い
などが挙げられます。
一般的な足底筋膜炎の治療法
一般的な足底筋膜炎の治療法としては安静、薬物療法、土踏まずを下から持ち上げるインソールの着用、ストレッチ、手術となります。
悪化させる恐れのある間違った対応
悪化させる恐れのある間違った対応として、土踏まずを下から持ち上げてサポートするインソールの着用と、歩行制限が挙げられます。
なぜか?
それは足の構造を見ればわかります。
足の骨格はクサビの骨が集まってめがね橋のような形になっています。
この構造ががっしりと強固に安定するためには、左右に広がらないように抑える力と、あとはクサビの形をしているので上からの荷重を加えると強固に安定します。
逆にこの構造を壊すには簡単で、下から突き上げる力を加えるとクサビが抜けて、崩れてしまいます。
足の裏から土踏まずを押し上げるインソールはこのように、足の骨格を崩して不安定な状態を作ってしまいます。
なのでインソールを付けている時にはまだ支えられているので良いのですが、インソールがないと、不安定な状態で余計に痛みが出やすくなったり、治りを悪くしてしまう恐れがあります。
また普段からあまり歩かない方は上からの荷重が足りずに足の骨格の不安定が強まっているので、過度な安静は逆に治りを悪くしてしまうと言えるでしょう。
足底筋膜炎を改善させるには?
足底筋膜炎を改善させるには上記の生活の中の悪化要因をなくすことがまず第一です。
・自分にあったフラットな靴を履く
・つま先立ちを避ける
・椅子に座るときは足の裏をキチンと地面につける
・土踏まずを突き上げるインソールは外す
ことです。
またしばらく歩いていると痛みが和らぐように、可能な範囲でのウォーキングも有効となります。
そして、炎症が起きて痛みが出ているので、痛みがある部分をアイシングすることも大切となります。
シンセロ治療院での足底筋膜炎の施術は?
足底筋膜炎が起きている原因の足の骨格を手で優しく整えていくことと、傷んだ足底腱膜や周囲の影響する筋肉をローラーを使って整えていきます。
また骨盤の影響でバランスが崩れ、足にうまく荷重が掛かっていない場合は、骨盤から整えてバランスを改善していきます。
そうすることで多くの方が良好な経過をたどっていきます。
もし中々良くならない足底筋膜炎でお悩みでしたらご相談ください。