
腰痛や肩こりはとてもツライですよね?
そのつらい腰痛や肩こりなどを解決しようと考えたときに、まず思い浮かぶのはマッサージを受けることかと思います。
しかし、マッサージは素晴らしいものですが、中にはマッサージを受ければ受けるほど悪化して、慢性化することもあります。
今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。
マッサージとは?
マッサージとはヨーロッパで発祥した手技療法で、日本においては元々あん摩が用いられてきました。
あん摩マッサージの定義は、人体についての病的状態の除去、または疲労の回復という生理的効果の実現を目的として行われ、かつその効果を生ずることが可能な揉む、押す、叩く、摩擦するなどの行為の総称であるとされています。
筋肉の構造
筋肉は筋原繊維が集まって筋繊維を作り、筋繊維が束になって一つの筋肉となります。
この筋肉を構成している最小単位の筋原繊維は直径約10μmの円筒状をしています。
つまり髪の毛よりも細い繊維となります。
筋肉が硬くなる要因は?
筋肉が硬くなる要因は大きく分けて4つあります。
・筋肉が短縮した状態で緊張して硬くなる
・筋肉が牽引された状態で緊張して硬くなる
・使わないことで萎縮して硬くなる
・血流など栄養状態が悪くなり硬くなる
筋肉は強く揉めば揉むほど傷んでいく
では硬くなった筋肉を強くマッサージしていくとどうなるのか?
筋肉は髪の毛よりも細い繊維が束になってできています。
髪の毛よりも細いということはとても繊細だということです。
その繊細な繊維を指を立ててグイグイと強く押していったらどうなりますか?
繊維は切れて傷んでいってしまいます。
それはスーパーのお肉をグイグイ押していくと繊維が切れて傷んでいくことからもわかります。
それと全く同じ現象が体の中で起こっているのです。
たしかに強いマッサージを受けるとその場は刺激感があって楽になって気がしますが、強いマッサージはやればやっただけ筋肉は傷んでいってしまい、その結果慢性化してしまいます。
また筋肉は関節を動かすだけでなく、関節を安定化させたり、姿勢を保つ役割もしています。
つまり筋肉が傷んでいくと関節を安定させたり、姿勢を保つことができない不安定な状態となり、さらに腰痛や肩こりが悪化したり、慢性化していってしまいます。
筋肉を柔らかくして腰痛や肩こりを改善するためには?
筋肉を柔らかくするためにはまずは筋肉の緊張を解いてあげることです。
筋肉の緊張が起きる原因の一つとして姿勢の悪さがあります。
姿勢が悪いことでバランスが崩れて筋肉が過剰に短縮したり、牽引されるので、この姿勢を正していってあげる必要があります。
そうすることで筋肉の緊張は解けて腰痛や肩こりが改善される方もいます。
ただ長期間姿勢が悪かったり、腰痛や肩こりを患っていると、筋肉自体の素材がダメになってしまっているので正しいマッサージや筋肉を整える必要があります。
マッサージ自体が悪いのではなく、昨今の指を立ててグイグイと強く刺激感を重視したマッサージに対して危惧しているだけであって、本来のマッサージは素晴らしい技術だと私は考えています。
その正しいマッサージには強い力はいらないし、手のひら全体で押したり、さすったりするものです。
当院では筋肉の繊維を傷めないように繊維を整えていくために、特殊なローラーを使って筋肉に対してアプローチしていきます。
そうすることで筋肉の繊維が整ったり、血行を整えることで安全に筋肉が賦活化して改善に向かわせます。
もしマッサージを受けても良くならない腰痛や肩こりで悩んでいる方は一度シンセロ治療院までご相談ください。